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回収 取り立て編① [想い出]

今は暴対法ができ、堅気の貸金業者が取り立てをするのにヤクザが来る心配もなくなったが
昔は、ヤクザが来る前に
自分とこの物件を引き揚げなきゃならんかったから
時間との競争であった

ヤクザに機械を持っていかれたら、買い戻し交渉をするか、忘れたことにするか、のどちらか

俺のいた会社は
堅気のくせに、その点はヤクザか?と思う位
意気があったな(笑)

ある日
延滞先の印刷屋があって
ある時、その社長が突然居なくなり
当然、現地に行くわな

零細の印刷屋で
従業員はなし

鍵も閉まっており、うちの機械があるかどうか?も不明
色々情報を集めたら
闇金からツマんでおり
ヤクザから逃げたとか?

ヤクザが来る前に
機械を引き揚げなきゃならんとなり
業者と相談し
鍵をぶち壊して機械を引き揚げることにしたわ

まっ!責任は俺一人が負うという条件

無事に機械を引き揚げたが

1週間位経ったある日
その社長から電話があり
勝手に押し入り機械を持って行ったのは違法であり
住居不法侵入や!とクレーム

今じゃそんなこと
ようしないが、その時は

おー!おどれが夜逃げするさかい、緊急避難で持っていったんじゃ!
返して欲しかったら
損害金耳揃えてうちの事務所まで持ってこんかい!
エラそうなこと抜かすな!
おどれ!何抜かしてけつかっとんじゃい!
と河内弁でまくしたて
事なきを得た(笑)

この時代は
言った者勝ちやったかな?

いま
もし同じことをすれば
即逮捕

所属する会社が
ヤクザ絡みの会社かどうか?
フロント企業かどうかの調査も受けかねず
家宅捜査は必定

金貸しも大人しく
丁寧語で取り立てをしないといけない時代
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