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リーマンショックの二の舞か?MFショック!! [ニュース]

MFグローバルが経営破たん、欧州ソブリン債への積極投資で痛手

[ニューヨーク 31日 ロイター] 米先物ブローカーのMFグローバル・ホールディングス<MF.N>は31日、ニューヨーク市マンハッタンの裁判所に連邦破産法11条の適用を申請した。

 同社はゴールドマン・サックス<GS.N>の最高経営責任者(CEO)や上院議員、ニュージャージー州知事を歴任したジョン・コーザイン氏(64歳)がCEOを務めており、積極的なリスクテイクを通じて同社を「ミニゴールドマン」に変身させようとした同氏の野望は、欧州債務危機のあおりで打ち砕かれる形となった。

 コーザイン氏はリスクの高い自己勘定売買を推進。低金利と欧州ソブリン債への積極投資で痛手を受けた。

 規制当局は以前からMFグローバルの存続能力に「重大な懸念」を抱いており、イタリアやポルトガル、スペインなどのソブリン債に対するエクスポージャーの公表を求められてから、わずか1週間足らずでのあっという間の破たん劇となった。

 同社に対しては多くの企業が関心を示しており、バークレイズ<BARC.L>、シティグループ<C.N>、ドイツ銀行<DBKGn.DE>、ジェフェリーズ・グループ<JEF.N>、JPモルガン・チェース <JPM.N>、マッコーリー・グループ<MQG.AX>、ステート・ストリート<STT.N> 、ウェルズ・ファーゴ<WFC.N>などの名が買い手候補として挙がっていた。

 しかし、関係筋によると、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ<IBKR.O>への資産売却をめぐる協議が決裂した後、連邦破産法11条の申請に踏み切った。

 同社のブラッドレイ・アベロウ最高執行責任者(COO)は裁判所に提出した文書の中で、「規制当局に定められた期限までの限られた時間で達成できる他の選択肢がなかった」と説明した。

 <市場への影響>

 MFグローバルの破たんは、2008年のリーマン・ブラザーズの破たん劇を連想させる。しかし、市場関係者は、市場にもたらす影響はリーマンに比べてはるかに小さく、限定的なものにとどまるとみている。

 それでも、同社破たんにより、複雑なポジションの整理に伴う混乱は避けられないとの見方から、米国市場における金、原油、穀物などの取引は減少した。

 CRGパートナーズのリストラアドバイザー、マイケル・エプスタイン氏は「MFグローバルはある意味で、リーマン・ブラザーズの小型版のようなものだ」と語っている。

 MFグローバルに対する他の米金融機関が保有するエクスポージャーについても不安が広がっている。

 関係筋によると、MFグローバル・ホールディングス<MF.N>に対する12億ドルのシンジケートローンのうち、JPモルガン・チェース<JPM.N>のエクスポージャーは1億ドル未満にとどまっている。

 また、裁判所に提出された文書によると、ドイツ銀行<DBKGn.DE>は10億ドルの債券を持つ債券保有者から委託を受けている。同行はこれについてコメントを拒否した。

 一方、ニューヨーク連銀は、MFグローバルのプライマリーディーラー資格を取り消した。

 欧州の決済機関LCHクリアネットは、MFグローバルはデフォルト(債務不履行)に陥っているとの認識を示した。


またロイター通信では

[ニューヨーク 31日 ロイター] 31日の米国株式市場は下落。欧州首脳が前週合意した債務危機対応策をめぐる楽観的な見方が後退し再び懸念が生じていることや、MFグローバル(MF.N: 株価, 企業情報, レポート)の連邦破産法の適用申請が背景となった。

 イタリア・スペイン国債利回りが大きく上昇し、欧州債務危機が収束にはほど遠い状況にあることが示された。この日、欧州中央銀行(ECB)は流通市場で両国債を買い入れたとみられる。欧州の銀行株は強い売り圧力にさらされた。

 米MFグローバル・ホールディングスは31日、ニューヨーク州マンハッタンの裁判所に連邦破産法11条の適用を申請したことが裁判所への提出書類で明らかになった。 関係筋が明らかにしたところによると、破産法の適用申請は、インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(IBKR.O: 株価, 企業情報, レポート)への資産売却をめぐる協議が同日に決裂した後に行われた。

 金融株が急落し、モルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)は9%近く値を下げた。

 JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)は5.2%安。MFグローバルの提出書類によると、JPモルガンはMFグローバルに約12億ドルの債権がある。

 フィラデルフィアKBW銀行株指数は4%下落。アナリストの間では、MFグローバルは、銀行セクターのシステム不安を引き起こすほど規模は大きくないとの見方をしている。

 サウスウエスト証券のマネージング・ディレクター、マーク・グラント氏は、序盤から欧州連合(EU)の債務危機対応を疑問視する見方が強くなっていたと指摘。「それからMFグローバルの(破産法申請をめぐる)件が明らかになった。MFグローバルは様々な市場に関わっている。同社の破産法適用申請の影響は分からない」と話した。 

 取引終了にかけて売りが加速するなか、投資家の不安心理を映すシカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー(VIX)指数は22%超上昇し、1日の上昇率としては8月半ば以来の大きさとなった。

ドルが対円で3カ月ぶり高値をつけたことも株価を圧迫。日本政府・日銀が円高抑制に向けて円売り介入を実施した。

 ドルの上昇が商品相場押し下げ、銅CMCU3は2%、北海ブレント原油先物LCOc1は0.3%、それぞれ下落した。  

 S&P素材株指数は4.2%安。 フリーポート・マクモラン(FCX.N: 株価, 企業情報, レポート)は5.9%、アルコア(AA.N: 株価, 企業情報, レポート)は7%、それぞれ値下がりした。

 S&Pエネルギー株は4.4%安。 

 ダウ工業株30種.DJIは276.10ドル(2.26%)安の1万1955.01ドル。

 ナスダック総合指数.IXICは52.74ポイント(1.93%)安の2684.41。

 S&P総合500種.SPXは31.79ポイント(2.47%)安の1253.30。

 この日は下落したものの、S&P総合500種は、月間ベースで11%近く上昇し、1991年12月以来の上昇率となった。ただ、同指数は年初からは横ばいとなっている。

ロバート・W・ベアードの首席投資ストラテジスト、ブルース・ビトルズ氏は、過去1カ月強く上昇したことからある程度の売りは出るだろうとしたうえで、S&P総合500が最近の取引レンジの上限である1250付近にとどまれば、相場はさらに上昇する可能性があるとの見方を示した。

 ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、ナスダックの3市場の出来高は約75億株だった。

 騰落銘柄比率は、ニューヨーク証券取引所、ナスダックともにおよそ1対4となった。

 

                   (カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル).DJI

       終値       11955.01(‐276.10)

   前営業日終値    12231.11(+ 22.56)

ナスダック総合.IXIC

       終値       2684.41(‐52.74)

   前営業日終値    2737.15(‐ 1.48)

 

S&P総合500種.SPX

       終値       1253.30(‐31.79)

   前営業日終値    1285.09(+ 0.50)

 

ギリシャ危機、欧州危機のうえに更なるMFショック!!

世界は震撼としている模様

 


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コメント 1

レス

挿入できるよ(´-ω-)$ http://www.l7i7.com/
by レス (2012-01-08 06:25) 

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