思い出２ 続き

エレベーター前で倒れ深く眠りについていたら、突然頭の上が騒がしくなりました
普通なら起きるのでしょうが、本能が、起きるな！気を失った振りをし、意識不明を装え！と。

頭の上では、当時の上司のＭ部長が(私は暴れん坊課長)
どうした？過労で倒れたんか？おい車や車！すぐに病院や！
と瞬く間に病院へＧＯ

車の中では無言…
私は酒の匂いを出さないよう息を殺してましたわ

で、やっと医者

そう言えば、どうやって車に乗ったのかは記憶にない
何人かで担がれたような感じ
病院に入るときは、担架で運ばれ、なんぎやなぁ、えらい大騒ぎになったなぁとやや後悔

診察時も笑いそうになったなぁ
医者はなんやかんや検査らしきものしてたけど、なんせ酒の匂いがプンプンしてるから、どう診察結果を言えばいいのか？困っていた様子
するとうちのＭ部長が
先生！過労でしょ？過労！過労に間違いない！
とＭ部長が断定
医者も
まぁ強いて言えば過労かなぁ？
じゃあ先生過労でいいですね！診断書書いてください！過労と！
そんな感じでまた会社に連れて帰られ、応接室にぶち込まれました(笑)

あとは会議終了まで１人応接室で寝る羽目に…

しかし終わってからは、みんなから個々に真相究明され困りました

Ｍ部長が過労で誤魔化してるのに、周囲から、朝帰りの目撃証言が出てくるので、同僚課長が火消し役(笑)

一番困ったのは
会議終了後に打ち上げがあって、一応出席することになったが、役員からは
お前は今日酒はあかんで！アホ！と。
Ｍ部長の健気な部下介抱で減点ゼロになったのでした……

よく考えりゃ
前の晩から酒ばかりだったので、腹が減って腹が減ってしましたが、過労のためガツガツ食うのも遠慮がち(笑)

仲のいい所長からは
裏に連れて行かれ、一杯食べさせてくれたりして
やはり仲間はいいなと
今も徒然にいい思い出として大事にしてます


しかし、えらいのはＭ部長は一切その件の真相には口を閉ざしてました

ありがとうございます
Ｍ部長

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